Google AnalyticsでWebサイトへの内部アクセスを除外する方法

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  • 公開日 :
  • 投稿者 : 大月 茂樹

内部アクセス(自社・自分のアクセス)を除外しておかなければ、アクセス解析の結果(データ)の中にそれが混じってしまい、真のデータを見られません。「アクセス数が増えた」とぬか喜びしないように、Webサイトへの内部アクセスを除外するようにしておきましょう。

Webサイトへの内部アクセスはノイズ

コンテンツの追加やブログを更新した後は、気になってWebサイトへ何度もアクセスしてしまいがちです。Webサイトを公開した直後やリニューアルした直後はそうしたアクセスが特に顕著で、第三者からのアクセスよりも社内からのアクセスの方が圧倒的に多い…といったこともあるでしょう。検索サイトで上位でヒットさせたいキーワードがあれば、自らそのキーワードで検索してクリックする…といったこともあるでしょう。

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Webサイトの公開後、アクセスがたくさんあるように見えても実は内部アクセスがほとんど…であることは珍しくありません

当然のことですが、本記事で解説するように内部アクセス(自社・自分のアクセス)を除外しておかなければ、アクセス解析の結果(データ)の中にそれが混じってしまい、真のデータを見られません。内部アクセスがカウントされているにも関わらず、「アクセス数が増えた」とぬか喜びしないように、Webサイトへの内部アクセスを除外するようにしておきましょう。

Webサイトへの内部アクセスを除外する方法としては、以下の3つがあります。

Cookie(クッキー)とは、ブラウザーを通じてWebサイトへアクセスしたユーザーのパソコンに一時的にデータを書き込める仕組みのことであり、そのデータのことです。ログインが必要なWebサイトやサービスの自動ログイン(FacebookやGmailなどがそうです)で使われたり、サービスの利用設定を保存するのに使われたりします。Google Analyticsも例に漏れずで、Cookieを利用して「いつアクセスしたか?」「何回アクセスしたか?」などをCookieへ保存しているからこそアクセス解析が可能なのです。

「このWebサイトへのこのパソコン、ブラウザーからのアクセスは除外する」という設定をCookieへ保存しておき、Google Analyticsへアクセスをカウントさせないようにするのが「ブラウザーのCookieを利用する」方法です。

メリット
  • インターネットプロバイダーから割当てられるIPアドレスが変化しても、アクセスを除外できる
  • スマートフォンや(Cookieに対応している)フィーチャーフォンからのアクセスも除外できる
デメリット
  • Cookieはブラウザーごとに作成・保存されるので、Internet Explorer、Google Chrome、Firefox、Safari…と複数のブラウザーを使っている場合は、それぞれ除外設定の必要がある。また、複数台のパソコンを使用している場合は、同様にそれぞれ除外設定の必要がある

以下に、ブラウザーのCookieを利用した内部アクセス除外の手順を解説します。

1. Google Analyticsでフィルタを定義

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[アナリティクス設定]で内部アクセスの除外を設定したい[アカウント] ⇒ [プロパティ] ⇒ [ビュー]を選択し、[フィルタ]をクリックします
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[+新しいフィルタ]ボタンを押します
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[ビューにフィルタを適用する方法を選択]は「新しいフィルタを作成」を選択、[フィルタ名]には「関係者を除外」や「内部アクセスを除外」などわかりやすい名前を入力します。[フィルタの種類]は「カスタムフィルタ」と「除外」を選択した上で、[フィルタフィールド]は「ユーザー定義」を、[フィルタパターン]は「no_report」、[大文字と小文字を区別]は「いいえ」を選択します。入力・選択を終えたら[保存]ボタンを押します
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フィルタを作成できたことを確認します

2. ブラウザーへCookieを保存するHTMLファイルを作成し、アクセスする

<!doctype html>
<html>
<head>
    <meta charset="utf-8">
    <title>関係者を除外</title>
</head>
<body onload="javascript:pageTracker._setVar('no_report');">
    <p>カスタムフィルタ用のクッキーを保存しました。</p>
    <script>
        var gaJsHost = (("https:" == document.location.protocol) ? "https://ssl." : "http://www.");
        document.write(unescape("%3Cscript src='" + gaJsHost + "google-analytics.com/ga.js' type='text/javascript'%3E%3C/script%3E"));
         
        var pageTracker = _gat._getTracker("【プロパティID】");
        pageTracker._initData();
        pageTracker._trackPageview();
    </script>
</body>
</html>
上の内容のHTMLファイルを作成し(“no_report.html”などの名前をつけて)FTPでサーバーへアップロード、ブラウザーでアクセスし内部アクセスを除外するための設定をブラウザーへ保存します。7行目に’no_report’とありますが、上で「フィルタパターン」に入力した内容と必ず同一にします。また、13行目の【プロパティID】は対象のプロパティ(“UA-xxxxxxx-x”の形式の文字列)に書き換えてください

以上の手順でそのパソコン、そのブラウザーからのアクセスは除外されるようになります(2年間有効)。ひとつ注意が必要なのは、Google Analyticsのリアルタイム解析ではアクセスがカウントされてしまうことです。その他の「ユーザー」「集客」などではアクセスは除外されます。

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