Webサイトのアクセス数アップ、平均2〜3倍、最大で約26倍にした施策

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  • 投稿者 : 大月 茂樹

アクセス数アップのためのブログがWebサイト全体の品質を落とし、アクセス数の減少の原因となっていることがあります。ここでは、施策を実施した結果、1日あたりの平均アクセス数を2〜3倍、最大で約26倍にアップし改善に成功した例を紹介します。

Webサイト公開直後のアクセスの多くは、内部アクセスと推測

Webサイト公開直後のアクセスの多くは、内部アクセス
Webサイトを公開した2012年2月〜5月下旬まではアクセスがあり、ゆるやかな傾斜の山になっていますが…。

何故、アクセス数が少なくなったのか?

Webサイトを公開した2012年2月から、4ヶ月後の5月下旬ころまではその後と比較してアクセス数があるように見えますが、これは内部アクセスと推測しました。と言うのも、ダイレクトアクセスが多かったからです。

Webサイトを新規制作し公開した後、リニューアルして公開した後というのは、やはり気になります。自社のWebサイトなのですが、1日に何度もアクセスしてしまいます。ブラウザのブックマーク(お気に入り)に登録しておいて、そこから何度もアクセスします。しばらくすると、気分的にも落ち着き、Webサイトを更新するとき(ブログを書くとき)くらいしかアクセスしないようになります。それが、結果としてWebサイト公開後の山となって表れたのです。

もちろん、Webサイトの制作を行った当方もWebサイトの様子は気になりアクセスしましたが、当方からのアクセスはカウントされないようにブラウザへ設定した上でアクセスしていますから、このアクセスの山へ当方のアクセスは加えられていません。クライアントへも、内部アクセスがカウントされないように、そのブラウザの設定を行うよう指示はしましたが、おそらく実際に設定されたのはWeb担当の方のみでしょう。

それを踏まえると、アクセスの山が治まった2012年6月以降のアクセス数が本来のアクセス数となります。Webサイトを公開した直後、「アクセスがたくさんある!」と思ったとしても、それは実は内部アクセスがほとんどだった…それが事実です。

アクセス数が減ったのは、Googleのアルゴリズム更新によるものか?

Googleのアルゴリズム更新がアクセス数に影響を与えているかを確認
これは、UKのBarracuda Digitalが提供している“Panguin”というツールで、Googleのアルゴリズム更新がアクセス数に影響を与えているかを確認している様子。先の図と同じくWebサイトを公開した2012年2月〜6月下旬までを期間指定しています。

アクセス数がガクンと減少すると、検索サイトにペナルティを与えられて検索サイトからの流入が減少したのではないか?が真っ先に思いつくところです。しかし、上図からわかるようにGoogleのアルゴリズム更新(有名なPandaアップデート、Penguinアップデート、さらにはその他のアルゴリズム更新)の影響を受けてアクセス数が減少したわけではないことを確認しました。

Googleのアルゴリズム更新がアクセス数に影響を与えているかを確認
こちらは、Webサイトを公開した2012年2月〜現在(2013年7月)までの約1年5ヶ月を期間指定しています。

また、期間を拡げてWebサイトを公開した2012年2月〜現在(2013年7月)までの約1年5ヶ月で見ても、Googleのアルゴリズム更新の影響を受けてアクセス数が減少した様子は確認できませんでした。

故に、Googleのアルゴリズム更新の影響を受けてアクセス数が減少したのではないと判断しました。

Webサイトの品質が落ちたから、アクセス数が減少した

「アクセス数が減った、少ない。アクセス数が上がらないからSEOして欲しい。」という依頼で調査したわけですが、Webサイト公開直後にダイレクトアクセスが多かったこと、そして、“Panguin”ツールが示すようにGoogleのアルゴリズム更新の影響を受けたわけではなかったことから、「少ない」とされたアクセス数こそが本来このWebサイトが潜在的に持っていたアクセス数だったと言えるでしょう。

このWebサイトは当方にて制作し、CMSを導入しました。クライアント企業もWebの活用にとても積極的であることが見てとれましたし、外部の無料ブログサービスではあるものの店舗ごとにブログを作って頻繁に更新もされている。そうしたことから、このWebサイトのブログは充実したものとなり、検索エンジンに評価され、次第にアクセス数は増えていくだろうと楽観視していました。

実際、Webサイトの公開から施策を実施するまでの約1年5ヶ月の間のブログ投稿数は約400件にのぼりました。かなりの数字です。しかし、その投稿の多くは、

  • とにかく毎日書かなければ…という義務意識に駆られて書いている
  • 通常業務が終わってから、「早く帰りたい」という気持ちのときに書いている
  • そうした意識や気持ちで書いているため、日記のような内容で始まり、脈略もなく突然宣伝に展開し、それで終わってしまっている
  • 従って、文章量もなく、内容が薄い
  • とにかく、書くことと宣伝しか念頭にないので、検索サイト経由でアクセスしてきたユーザー(潜在顧客)のことが無視されている

のようなものが多く、「昨日は、どこそこへ遊びに行ってきました。」という内容のブログ投稿も数多くありました。これでは、いくらがんばってブログを書いても、それが検索エンジンに評価されてアクセス数アップの源になる…ということは、まずありえません。検索ユーザーが望む内容でもありません。

本来、このWebサイトへ追加すべきではないコンテンツが増えたことで、狙っているテーマやキーワードでのWebサイトの品質(評価)が下がり、アクセス数は時が経つにつれ減少していったということです。

「たまには息抜き程度に軽いコンテンツを加えても良いですが、キチンと内容ある、検索ユーザーを意識したブログ投稿を心がけてください。」と(当然)Webサイト公開時にお伝えはしておきましたが、残念な結果となってしまったのです。とは言え、当方が最初にもっと強く言っておけば…、あるいは、もっと早いタイミングで提案をしておけば…とも当然考えられるわけで、悔やまれるところでもあります。

まとめ

今回のまとめとしては、

  • Webサイトのアクセス数アップにはブログは有効な方法であるが、無理に書いてWebサイトの品質を下げるようでは逆効果
  • 内容が薄いと感じられるコンテンツがあるならば、同一トピックのコンテンツをリライトして1つのコンテンツへまとめれば濃いコンテンツとなり、アクセスを稼ぐコンテンツになることがある

ということです。

今回紹介したアクセス数アップの施策は誰にでもできることですから、お悩みであればぜひ実践してみてください。あなたが自分でやれば、無料でできますから。

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